ことわざで英文法を学ぼう(^o^)/[Vol.1] 【It is no use[good] crying over spilt milk.】

★★★ことわざで英文法を学ぼう(^o^)/[Vol.1]★★★

【It is no use[good] crying over spilt milk.】
「こぼれたミルクを嘆いてもむだだ(覆水盆に返らず)」

 

このことわざにはいろんな異形表現があります。
There is no use[point] (in) crying over spilt milk.
No weeping for shed milk.

 

【文法・語法】
it は形式主語でcrying~が真主語。通常形式主語に対する真主語はto-Vやthat節が多く使われますが、ことわざのような一般性を表す場合はVingが使われることがあります。noは形容詞でuseを修飾。このuseは名詞で「役立つこと、有用性」の意味。この前置詞のoverは関連を表し、aboutよりも継続的な行為や関心などを暗示しています。spiltは他動詞spillの過去分詞で名詞milkを修飾しています。

類似のことわざに、
What is done cannot be undone.
「いったんしたことはやり直せない」
があります。

 

このことわざはには必ず『覆水盆に返らず』という日本のことわざが当てられており、現代では、後悔先に立たず(一度してしまったことは取り返しがつかない、終わったことをくよくよしても仕方ない)という意味で使いますが、本来は「一度別離した夫婦の仲は元に戻らない」という意味だったようです。

 

「覆水」は、spilt milkとなっていますが、これは英米人の生活にミルクが深い関係を持っているためで、ミルクを使った表現ははたくさんあります。
white as milk「真っ白い」、milk and honey「豊かな生活の糧、生活の豊かさ」、milk and water(《英》非難して)「水で薄めた牛乳、気の抜けた話、めそめそした感情、おざなりである」、the milk of human kindness「温かい人情」

 

【塾長の想うこと・・・🧐
人生教訓になることわざですね。私自身もこれまでの様々な学びの中で、後悔することが大分少なくなりました。①なるべく後悔しないように、選択するときに吟味すること、②自らの責任で吟味して選択した以上、後悔・失敗という概念を持たないこと、③長期的なプロセスの中でのうまくいかない短期的、一時的な結果にいちいち左右されないこと。
この3つを心がけています。
ひとことで言うと、Believe in yourself!
ですね。
誰よりもまず、自分が自分を一番信じてあげましょう

 

 

 

 

静岡県富士市

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